和風好きの御主人と共に創り上げました 〜小樽市銭函 中村邸〜

いぶし銀の三州瓦を使った庇、杉の付柱や付桁など、伝統的な和の技法を取り入れた住まいです。本物の素材を使った、社寺建築で培った宮大工の巧みな手仕事が息づく、本格的な和風住宅です。

完成年 平成22年
家族 夫婦二人
建坪 55.7坪
価格 60万円/坪
オプション 400万円

伝統的な和の技法を取り入れた住まい

和風旅館のような風情ある建物。事業を営むご主人の事務所も併設され、仕事も暮らしもよりいっそう充実したという。

もともと和室が欲しいと思っていたご主人に加え、ちょうど奥さまも着物の着付けを習っていて、和への親しみを感じていた。せっかく建てるのなら本格的な和風住宅を得意とする工務店を探していたところ、インターネットで北一タカハシ建設と出会った。

「知識が豊富でこちらがひとつ聞けば十の答えを返してくれる。信頼できる人だと思いました。
夫婦でお酒を飲みながらあれこれプランを話し合うときも楽しかったですね」とご主人様。

夢が実現したこだわりの空間

日本建築の魅力を知るほどに欲が出てきて、いつのまにか二間続きの和室が欲しいと夢にまで見るようになった。夢は現実となり、新居にはふたつの和室が隣り合わせでつくられた。
手前の和室は一間の押し入れと収納を設けた6帖間、奥の部屋は仏間をしつらえた本格的な書院造りである。

床の間には奥さまの祖母が生けたという花が飾られ、空間に彩を与えてくれる。

のんびり、ゆったりとした時間

「玄関は住まいの顔」と位置づける高橋社長のアイデアで、アプローチのデザインも独創的。
切妻屋根の内側に木を貼った舟底天井と杉のルーバーで印象的に仕立てたポーチ、しっとりと和の意匠で統一したホールなど、訪れる人をゆったりとした気持ちで迎えてくれる。

ご夫婦が理想とする住まいで暮らして数ヶ月、気がつくと外食も外出の機会少なくなり、
家でのんびり過ごす時間が増えたという。

こだわりポイント

  • 三州瓦を使った、和風旅館のような風情ある外観
  • 木と床の香りに癒される二間続きの和室。
  • 宮大工の手作業による欅の神棚
  • 本格的な書院造り
  • アプローチのデザインが独創的な玄関